三角形

塗布ノズル(ディスペンサーノズル)に対する設計提案事例

特注精密ノズル加工.COMを運営する㈱キンコーでは、塗布ノズル(ディスペンサーノズル)などの加工を行うことはもちろんですが、加工限界に合わせて、お客様の要求スペックを満足させながら設計的な形状変更提案も行っています。

あるお客様から先端穴径φ0.05mmの超硬製の塗布ノズル(ディスペンサーノズル)の製造依頼を頂きました。その図面を拝見すると、φ0.05mmの穴を深さ1.0mmで空けなければならない設計となっていました。超硬に対するφ0.05mmの細穴加工を行う場合には細穴放電加工機を用いますが、加工できる深さは最大で直径に対し10倍までとなるため、お客様から提示された深さ1.0mmは極めて加工難易度が高くなります。

そこで特注精密ノズル加工.COMでは、お客様が想定する塗布ノズル(ディスペンサーノズル)のスペックを満足させるための流体が入る角度と深さを加味した上で、先端穴径φ0.05±0.005mmが実現できるように、ノズルの裏から逃がし加工をご提案し、ご了解を頂きました。

特注精密ノズル加工.COMを運営する㈱キンコーでは、裏から逃がしを入れる様々な加工ノウハウを持っているので、お客様のスペックを満足させつつコストダウンが実現できる形状をご提案することが可能です。塗布ノズル(ディスペンサーノズル)の設計・製造でお困りなら当社に図面などと共にご相談ください。

当社のノズル製作事例を一部ご紹介

超硬ディスペンサーノズル(先端穴Φ0.1)

このディスペンサーノズルは超硬の丸棒から円筒研削・型彫放電で製作したものです。先端穴Φ0.1に向かって型彫放電加工機にてテーパー形状になるよう加工されております。ディスペンサーノズルでは液体の流れを良くするために先端穴に向けてテーパー形状に仕上げることはよくありますが、この超硬ディスペンサーノズルに関しては、ストレート部を設けないテーパーのみの形状でΦ0.1を作っています。型彫り放電加工機の電極を少しでも深く入れると先端穴の大きさが変わってしまいますので、非常に高い技術が求められる製品となっています。特注精密ノズル加工.COMは、他社ではなかなか実現できないような高難易度のノズルでも各種研削・放電加工の技術を活用して対応いたします。ディスペンサーノズルでお困りなら当社にお気軽にご相談ください。

ディスペンサーノズル(チタン)

 

このチタン製の吐出ノズルは、外径形状は円筒研削にて加工を行ったディスペンサーノズルです。ノズル内部は2段形状の貫通穴になっており、液体入り口側はφ0.3、先端の出口側はφ0.05(有効寸法0.4mm)で、先端部穴公差が±0.005mmの高精度穴加工となっており、細穴放電加工にによって行っています。特注精密ノズル加工.COMを運営する㈱キンコーでは、高精度なチタンノズルを製作するための、円筒研削盤や細穴放電加工機などの各種設備を取りそろえることに加えて、これまで蓄積してきたノズル加工に関するノウハウを活用して、お客様のディスペンサーノズルのニーズにお応えして参ります。

 

>>『チタンノズル事例一覧』はこちら

 

当社に過去寄せられたノズルに関するご質問を一部ご紹介

 

>>『ノズルの設計段階から対応していただくことは可能ですか?』はこちら

>>『ノズルへの穴加工だけお願いできますか?』はこちら

>>『今使用しているノズルをコストダウンしたいのですが、対応可能ですか?』はこちら

>>『1個からのノズル加工も依頼できますか?』はこちら

>>『ノズルの外径形状のスペックを教えてください』はこちら