三角形

ディスペンサーノズルで正確に吐出ができない場合の確認事項

ディスペンサーノズルとは液体を精密に塗布するディスペンス装置に取り付ける部品になります。ディスペンサーノズルにおいて、求められる機能の一つに「定量吐出」があります。この定量吐出を阻害する要因があり、それらを踏まえた設計から製作が重要となります。

ディスペンサーノズルで起こる不良問題とその対策

正常に吐出出来ない場合に、ディスペンサーノズルで起こってしまう不良としては、大きく3点あります。
①液だれ・液もれが発生する
②気泡が発生する
③液体が不安定に吐出される

これらの問題を発生させないために、当社では以下を踏まえて設計をしています。
① テーパー部と先端穴の同軸度 0.01mm以内(厳しい0.005mm)で設計する
② 繋がりの滑らかさを確保するためにラップ処理を行う
③ テーパーの内面を鏡面にするためにラップ処理を行う
④ 正確な液切れを実行するために先端面を1000番台の砥石で研磨する