三角形

吸着ノズルの先端について

吸着ノズルとは、ICチップなどを吸着しピックアップしてリードフレーム上に搬送・ボンディングを行う、あるいは電子部品の場合はプリント基板上に実装をするために使用する部品になります。吸着する製品の大きさによって、吸着ノズルの吸着部は設計する必要があります。

吸着部の設計について

基本的には先端形状はテーパー形状で、吸着する製品が丸物であれば円錐状に、角物であれば角錐状にします。これは製品にダメージがかからないように接着面を少なくするための設計です。また、テーパー部を鏡面ラップ仕上げにすることで、面粗度を上げ、スムーズに吸着出来るようにすることも重要になります。

吸着部の材質選定について

基本的な吸着ノズルの設計に加えて、使用頻度と予算に合わせてノズル自体の材質も選定する必要があります。例えば、吸着する頻度が少なく、予算を出来る限り抑えたい場合は樹脂製が好ましいです。一方で、吸着する頻度が高く、長持ちさせたい場合には超硬製が好ましいです。お客様のご要望によっては、樹脂、超硬以外にもSUS製ノズルを提案することも可能です。